槽(ふね)=酒搾り機 [酒造り]

槽(ふね)=酒搾り機

本日はちょいと古典落語口調で。ではでは。

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5日ほど前に始まりました「いにしえの絞りの技」「しずく搾り」とご酒(しゅ)のしぼりの話がつづきました。さしかわりまして、本日はおなじみの酒槽(さかふね)つまり槽(ふね)と呼ばれる「ご酒の搾り機」についてのお話を一席うかがいます。

槽というのは、「もろみ」という「酒と酒粕の未分離なアルコール性液体」まあ「酒の素」のようなどろりとした液体を入れた酒袋を、並べて入れて、酒を搾る木製の大型の道具をいいます。以下は女房と熊さんの会話。

「ちょいと熊さん、この写真はいったいなんだい」「なんだいって。これは新潟の上原木呂っていう、いつも変ったことが好きな蔵元が、もともと大きな酒槽の2000分の1とかの縮尺で作ったお手製の酒槽だよ」「へーー。そりぁー珍しいねえ。いったいこれはホントに搾れるのかね」「あたぼーよ。搾れなくてどうするんだよ。小さな袋も付いてらあ。蓋を開けると、シューッて噴くような濃ーい濁り酒を入れて自分で搾りながら飲むってあんばいだよ」「へーっ、そいつはすごいねえ。お前さん。あんたのような酒好きにはたまらねえ。で、お前さんにもひとつ買ってあげようか」「それがよお、20年前に2000台作ったんだけど、もう完売してねえそうだよ。いまじゃあ、骨董品並だよ」「なんだい、もう売ってないのかい。それじゃあしょうがないねえ」「だけどよお、搾り機は無理でも、鶴亀の大濁りのふな酒とやらは手にはいらないもんかなあ。新酒の濃いどろーり、シュワッってやつを飲みてえなあ」

とまあ、えーっ、ご酒(しゅ)というものは、ほどほどに召しあがっていれば、百薬の長とか申しまして、薬にもなるそうでございますが、どうも、お好きな方になりますと、始(はな)はちょっと一口とおぼしめしても、召し上がってみると、ありったけ平らげないと気が済まないものだそうで、そのほどあいというものが、なかなか難しいもので、どこまでが度(ど)であるかわかりません。ましてや木呂さんが考えた手搾りの家庭用の槽なんかで眼の前で絞った日には、お好きな方には、そりゃあ、たまりません。いくらでも、次から次へ杯が開くというあんばいでございます。

それにしても、この濃ーい「ふな酒」というシロモノ、一度試してみる価値はありそうです。

最後にこの手搾り機については、魚柄仁之助「熱血日本酒バカ」という本に、ちょこっと写真入りで出ています。本の内容的には、まあ、袋搾り、中汲み、原酒、薄濁り系のお酒、特につくりが新しかったりとは思いませんが、農大系、醸造試験場系の蔵元特集といった優等生的な趣でしょうか。知ってるお酒が、5つありました。

★★★★★★★★

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