天ぷら「天庄」。志ん生の愛したてんぷら屋さん。 [料理と食]

天ぷら「天庄」。落語家・古今亭志ん生の愛したてんぷら屋さん。

落語家志ん生(しんしょう)の長女、美濃部美津子さんの本「志ん生の食卓」に出てくる天ぷら屋さん。

木呂氏は学生時代が上野だったが、志ん生の通っていた食べ物屋さんは、それと知らずに仲町通りでは「池の端・藪蕎麦」、おなじくお蕎麦屋「蓮玉庵」、おでん屋の「多古久(たこきゅう)」には通っていた。

でもてんぷら屋さんは若干高かったのと、ちょっと胃がもたがちになるので敬遠していて、ここは行ったことはなかったです。でも、「志ん生の食卓」を読んで、興味しんしんで出かけました。

志ん生はここの天丼を頼んで、コップ酒のお酒を少し残しておいて、あとで天丼にちょっとかけて蓋をしてちょっと時間を置いてから、ふたを取っておもむろに、食べるのだそうです。

ぼくは、さずがにお昼にはいったので、そんな食べ方はしなかったけど、おいしかったです。サクサク感、タレも上品でうす味。漬物も、とてもおいしかったですよ。

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139.jpg左はしから、あなご、えび、なす、いか、小えびのかきあげ、の順。

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バランスのいいお味でした。

以下は、本からの抜き書き。「志ん生の食卓」と並んで、みんなすてきな本です。

 お父さんもここの天ぷら大好きでしたよ。天丼を頼むでしょ。・・・・・、七分目から半分くらいごはんを食べるわけ。・・・・・、飲んでたお酒を少ぅしだけ残しておいて、それを残った天丼にツウーッとひと回しすんの。-美濃部美津子「志ん生の食卓」アスペクト2009年

 親父(志ん生)は天丼が出来上がると蓋を取って、酒をグーッと飲んで、ちょっと残ったやつを天丼にかけて蓋をしてね、しばらく蒸してから食べる。ー高田文夫 笑芸人編著「ありがとう笑名人」白夜書房2003年

 天ぷら屋さんのときは、あたしは最初から天丼を作ってもらうんだけど、お父さんはお酒飲みながら、つまみで何品か揚げてもらってました。それで締めに天丼を食べるの。天丼を頼んだら、残ってたお酒をキューッと飲むんだけど、一口だけとっておくんですよ。で、運ばれてきた天丼の上にお酒をかける、これがお父さんのいつもの食べ方なんです。そういえば、お寿司屋さんでマグロ丼や穴子丼を頼むときも、残した一口だけのお酒をかけてたわね。ー美濃部美津子「おしまいの噺」アスペクト2005年

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