水と土の芸術祭 クイビーン・オフラハラ2 [アーティストたち]
水と土の芸術祭 クイビーン・オフラハラ
クイビーンのにいがた「水と土の芸術祭」の出品作「Tears of my Father」=「わが先祖の涙」は今回の芸術祭の中でも出色である。単に造形や発想の面白さといったものでなく、作家の集団的無意識の追及への意志の確かさというか、根っこの確かさがある。無論、造形性や素材のあつかい、空間意識といった点もすばらしいのだが、見る者のなかに、今回の芸術祭のテーマでもある「水と土」「水と泥」といった、あの郷愁と恐怖をも伴なった原始の感覚をよびさまさせる。
テーマでありタイトルでもある 「Tears of my Father」=「わが先祖の涙」は、クイビーン自身の心や魂の奥底に潜む民族的・人類的な「悲しみの表現」でもあるそうだ。クイビーン自身、木呂氏に「見る人が、造形的に面白いと感じてくれ楽しんでもらうことは、それはそれでかまわないが、これは私にとっては悲しみの表現なのだ。もうひとつのタイトルFifteen degree's Southは、はてしなく幾重にも折り重なる旅、人生の、人類の旅路を抽象的、象徴的に表現している」と語った。
またクイビーンは端的なことばで「この作品はアニミズムだ」とも言っていた。アニミズム=有霊観=有霊信仰(思想)=ラテン語の「気息」とか「霊魂」を意味するアニマanimaに由来する語で、さまざまな霊的存在spiritual beingsへの信仰をいう(ヤフー百科)。アニミズムの他にもうひとつ、この作品にはシャーマニズム=巫女信仰の要素を付け足すことも可能だろう。
この記事では前回(越後妻有 大地の芸術祭)での作品とデッサンなども紹介したい。
クイビーンの素描=ドローイング。魂の海路図といった趣で、心に残った。↓
今回の作品↓
担当の畑さんと打ち合わせするクイビーン
完成パーティーは本日15日夕方から。また舞踏パフォーマンス「小林嵯峨、クイビーンの神秘の家屋を踊る」は20日、6時45分から。お越しあれ。
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エチゴビール・ブルーパブ
パブは土日祭日11時から5時までやっております。新緑に囲まれていくパブで、どうぞお茶しに、ビールを飲みにいらしてください。またパーティーは平日も80名様くらいまでは、お受けしております。4000円から。
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越後鶴亀取扱HP/岸本商店:http://www.rakuten.co.jp/kishimoto/
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アンティエブログ http://blogs.yahoo.co.jp/antjeartlife
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お盆期間中もお疲れさまでした!
で、うちのだんな、私がいないもんでヒマだからといって、15日は自転車に乗ってひとり遊びしておりました。 家からパブを目指して途中途中にある、水と土の芸術作品を見るというもの。
それを仕事してる私に逐一メールを送ってくれてました (^_^;) こっちは仕事中だっちゅーに!
その中に社長が今回紹介されている作品もあったので、おぉ~と思いコメントした次第です。
「涼しくなったら一緒に自転車で作品巡りしよう!」と誘ってくれてるんですが。。。いやいやそんな距離は走れませんって言ってるんですが。
ビアパブも9月末までとあと一月半。いつも楽しいので、終わるのがさみしいような。。 お手伝いできている間はまた素敵なお客様にたくさん会えるといいなぁと思って楽しみに参りますね ♪。
by sakai (2009-08-17 22:46)
さかいさん。お盆はほんとに御苦労さまでした。今年も無事に終われそうです。まだちょっと忙しい日が続きますがよろしくお願いします。
またかうんたーのニス気になっていたのに、やっていただいて大感謝です。
by WAKASUGIYA (2009-08-19 03:54)