ダダカン「殺すな」写真の真相。 [ダダカン]
ダダカン「殺すな」(撮影は羽永光利氏)写真の真相と、今。
えーっ、知ったかぶりするわけじゃないですけど、最近ちょっと誤報が多いので、ダダカン「殺すな」について整理しときます。もともと岡本太郎が67年4月3日、米『ワシントンスト』紙に掲載されたベ平連のベトナム反戦意見広告に有名な「殺すな」の文字を書いたのが始まりです。
それに影響をうけたダダカン=糸井貫二が、ヨシダヨシエが仙台に来てダダカンにインタヴューをしたとき、おもてなしパフォーマンスとして「殺すな」を路上パフォーマンスし、羽永光利氏が撮影したというのが実態です。本人にウラを取りましたから間違いないです。ですからダダカンが最初でもオリジナルでもありません。ちなみにこの写真の初出は『少年サンデー』1971・3月号「変な芸術特集」です。つまりダダカンは「変な芸術家」 として扱われていたわけです。ともあれ、岡本太郎に遅れること約4年です。以下は羽永光利氏の有名な「殺すな」写真。永遠に美しい!ダダカンさん、羽永さん、ありがとう。
上記写真は71年少年サンデー記載のあとは「鬼放展」(東京アーチストスペース)、2009年宮城県立近代美術館に展示されました。
ちなみに来ているのは、法衣で、黒いシャのような半透け素材だそうです。やはりダダカンは変、でもあの変さがたまらない!!!率直、素朴なんでしょうね。
それとその後も何度も「殺すな」はキゴウしています。2008年の「鬼放展」ときも出品しました。そのほかにも小生はパフォーマンス用にも所蔵しています。ともあれ「殺すな!」。
ダダカンさんはともかく単純に率直に反応されるかただ。たとえば浅間山荘事件では赤軍に応援の電報を送った(警察からつきかえされたとか)、北海道の偽造ハム事件では獄中の社長に激励の手紙を書いた(返信は来なかったそうです)。
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えーっ、いよいよ木呂氏も参加する「ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂」展が近づきました。東京在住の方、東京にいらっしゃるお近くの方、どうかお見逃しなく。
★シュヴァンクマイエル展 関連リンク★
ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展:
2011年9月1日から9月30日東京開催
★★★
2011年8月20日からラフォーレミュージアム原宿にて「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」が開催されます。
京都文化博物館にて2011年7月22日から、また2011年10月7日からの前後期に渡り開催されます。 詳細はシュヴァンクマイエル・ジャパン http://www.svankmajerjp.com/news/
アートコンプレックスセンター http://www.gallerycomplex.com/m_a/index.html
そのほかのリンク
アンティエブログ http://blogs.yahoo.co.jp/antjeartlife
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