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ダダカンメモリアルパフォーマンス・自薦ベスト5 [ダダカン]

ダダカンメモリアルパフォーマンス・自薦ベスト5

なんだか「歌のベストテン」みたいで気恥ずかしいけれど
ダダカン翁にお願いしたらお答いただきました。下の写真はベストワンに自薦された70年万博でのストリーキングパフォーマンス。展覧会での展示写真をだれかが撮影して送ってくれたものですが。すごい写真。緊張感!

連合赤軍狼たちの時代_P100[1].jpg
★★


ダダカンメモリアルパフォーマンス 自薦ベスト5


1) ベスト1。1970年の万博全裸走で、あっという間の逮捕劇であったが、それまでW.Cに姿をくらまし逃げ込んで着替え、無料預け函(?)に衣類持ち物入れて、会場を見下ろす手すりにかまえての実行前の心のたかまりは絶観であった。

2) ベスト2。やはり「東京五輪祝走ストリーキング」。これは後の○精病院の体験など思い出深い。

3) ベスト3。1962年「英雄たちの大集会」ではじめて私のパフォーマンスを親しい友人たちに発表できたこと。

4) ベスト4。1967年9月の「カラスまたは芋虫の踊り」(新宿西口フーテン広場のパフォーマンスで留置2日)。ことの木の取調官はとても前衛芸術に興味あるらしく、白ワイシャツの花柄、チンポの捺染など、観察していた。

5) ベスト5。1962年12月、アンビート企画の京都、大阪の体行(曽根崎警察連行)。

以上はダダカン翁(糸井貫二)記述:2008年11月5日

またせっかくの機会なので、大阪万博ストリーキングに関するダダカン翁自らの解説の別の文章も紹介しよう。

427日 「万博全裸走り15メートル(427日)」《糸井記:大阪万博太陽の塔の下、機動隊に取り押さえられ逮捕。警備本部にて供述書、4時間後に釈放。取調官は証拠写真と称し、私を再び全裸にし、コンパニオン達の見る中で撮影を行った。この時の釈放は、1964年から65年東京練馬の精神病院入院の前歴からほぼ精神病院送りが決まったところを、大阪在住の弟の必死の弁護によるものであった》

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シュヴァンクマイエル展 関連リンク

ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展:

2011年9月1日から9月30日東京開催 

★★★

2011年8月20日からラフォーレミュージアム原宿にて「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」好評開催中!

 京都文化博物館にて2011年10月7日から開催されます。 詳細はシュヴァンクマイエル・ジャパン http://www.svankmajerjp.com/news/

アートコンプレックスセンター http://www.gallerycomplex.com/m_a/index.html 

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ダダカン裸体疾走伝、ドキュメント。祝!東京オリンピック。 [ダダカン]

伝説のダダカン裸体疾走伝。祝!東京オリンピック。オリンピック直前の銀座、服部時計店前から信号、そして三越を抜け築地方面へ、疾走!そして逮捕。

その時、ダダカンはアルバイトから帰りのバスの中、仙台のとある街角でたまたま東京オリンピックの聖火ランナーを見た。一瞬の出来事だった。その情熱の火はアカアカと燃えてなにものにも代え難く美しかった。「よおし、俺も!」糸井貫二は思った。そしてある決心をした。帰宅するとすぐ必要なものを取りそろえて、東京への列車に飛び乗った!

1964(昭和39年)44

910月「祝・東京五輪全裸疾走事件」(東京オリンピックの聖火ランナーに刺激を受け、銀座を全裸で走り逮捕。そのまま精神病院に強制入院1年間)。

《以下はダダカン記-その行為はついに「東京ギンザに及び」、まさに東京オリンピック開幕直前の町を「ストリーキング」をしてK察に捕まる。この行為により練馬の病院にほぼ「一年間の閉塞入院」を余儀なくさせられた。ここの入院生活により狂気の神聖さに圧倒されたのである》

以下は「パフォーマンスの箱」と題されたその時の資料やメモが残された貴重な箱である。なんと純な!と木呂氏はこの箱をながめていつも思う。この箱は宮城県立美術館「前衛の宮城」のダダカンアート資料として貸し出され、展示された。

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下はそのとき胸にかけたタスキ「祝・東京オリンピック」

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タスキと築地警察署押印の資料袋(この中にタスキと赤いふんどしが入っていた)

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仙台から銀座に出たダダカンは、服部時計店近くで赤ふんどしひとつとなり、用意した「祝・東京オリンピック」のタスキを掛け、三越デパートへの信号をわたり、疾走し始める。手には丸めた新聞紙ひとつ。疾走しながら彼は赤ふんどしを取り去り(この時点でフリーちん)、丸めた新聞紙の中に一部を突っ込み、新聞紙から飛び出た赤い布を聖火に見たててさらに走る。築地へ、築地へ!新聞紙の聖火トーチ、聖火は赤ふんどし!ダダカンは走る!そして逮捕。のお決まりのコースであった。彼にとっての最終ランナーとしての聖火台への聖火点火とは?いったい、なんだったのだろう。

皆さん、そしてよい子はくれぐれも真似をしないように。

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えーっ、いよいよ木呂氏も参加する「ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂」展が近づきました。東京在住の方、東京にいらっしゃるお近くの方、どうかお見逃しなく。

★シュヴァンクマイエル展 関連リンク★

ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展:

2011年9月1日から9月30日東京開催 

★★★

2011年8月20日からラフォーレミュージアム原宿にて「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」が開催されます。

 京都文化博物館にて2011年7月22日から、また2011年10月7日からの前後期に渡り開催されます。 詳細はシュヴァンクマイエル・ジャパン http://www.svankmajerjp.com/news/

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ダダカン「殺すな」写真の真相。 [ダダカン]

ダダカン「殺すな」(撮影は羽永光利氏)写真の真相と、今。

えーっ、知ったかぶりするわけじゃないですけど、最近ちょっと誤報が多いので、ダダカン「殺すな」について整理しときます。もともと岡本太郎が6743日、米『ワシントンスト』紙に掲載されたベ平連のベトナム反戦意見広告に有名な「殺すな」の文字を書いたのが始まりです。

それに影響をうけたダダカン=糸井貫二が、ヨシダヨシエが仙台に来てダダカンにインタヴューをしたとき、おもてなしパフォーマンスとして「殺すな」を路上パフォーマンスし、羽永光利氏が撮影したというのが実態です。本人にウラを取りましたから間違いないです。ですからダダカンが最初でもオリジナルでもありません。ちなみにこの写真の初出は『少年サンデー』19713月号「変な芸術特集」です。つまりダダカンは「変な芸術家」 として扱われていたわけです。ともあれ、岡本太郎に遅れること約4年です。以下は羽永光利氏の有名な「殺すな」写真。永遠に美しい!ダダカンさん、羽永さん、ありがとう。

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上記写真は71年少年サンデー記載のあとは「鬼放展」(東京アーチストスペース)、2009年宮城県立近代美術館に展示されました。

ちなみに来ているのは、法衣で、黒いシャのような半透け素材だそうです。やはりダダカンは変、でもあの変さがたまらない!!!率直、素朴なんでしょうね。

それとその後も何度も「殺すな」はキゴウしています。2008年の「鬼放展」ときも出品しました。そのほかにも小生はパフォーマンス用にも所蔵しています。ともあれ「殺すな!」。

ダダカンさんはともかく単純に率直に反応されるかただ。たとえば浅間山荘事件では赤軍に応援の電報を送った(警察からつきかえされたとか)、北海道の偽造ハム事件では獄中の社長に激励の手紙を書いた(返信は来なかったそうです)。

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えーっ、いよいよ木呂氏も参加する「ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂」展が近づきました。東京在住の方、東京にいらっしゃるお近くの方、どうかお見逃しなく。

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★★★

2011年8月20日からラフォーレミュージアム原宿にて「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」が開催されます。

 京都文化博物館にて2011年7月22日から、また2011年10月7日からの前後期に渡り開催されます。 詳細はシュヴァンクマイエル・ジャパン http://www.svankmajerjp.com/news/

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その時、ダダの神様の光が降臨した。ダダカン=糸井貫二、とある凍てつく睦月。 [ダダカン]

その時、ダダの神様の光が降臨した。ダダカン=糸井貫二、とある凍てつく睦月。

その人。糸井貫二についてぼくがなにか言うことがあるだろうか。とある冬の日。ぼくはさそわれてちいさな電気炬燵らしきものに足をいれた。ダダカン翁曰く「今日はねえ、炬燵の調子がよくないのですが・・・。そのうち少しは暖かくなるでしょう」。伝説の肉体ダダこと、翁との談話に我を忘れてしばし。たしかにややあたたかくなってきた気配。そうか、この炬燵は人の体温で、心の体温で、暖かくなる炬燵なのだ。

「さあ、そろそろ、やりましょうか」翁は言い、奥の間に入る。待つことしばし。裸体の翁。もてなしの身体アートだ。応接室に移り、私は夢中でシャッターを切る。その時、ダダの神様が降臨した。一瞬!ダダカン翁は虹色の光に包まれた。(当時、88歳)いずれにしてもこれは真剣勝負の身体アートであるからして、単なるエログロのヤカラはこのブログに反応しないように。ヌードでもない。けだし、ペニスキャップのごとき、卵の衣装もあり。卵に書かれたる文字は「真」一字。見よ!この枯淡(こたん)のエロス。

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翁と私

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