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堀川紀夫 大地の芸術祭 [アーティストたち]

堀川紀夫 大地の芸術祭 

作品番号244「Sky Catcher 09」を雲海を背景に見る

松の山地区の棚田を登り、高原に設置された「空見の装置」というか「空の狩人」的装置。なにも語らず、時々刻々変化していく空を、ただ映している鏡の作品。その意味合いも、イメージも、空にそして見る者の心に委ねている作品。

「擾々忽々水裏月・じょうじょうこつこつすいりのつき=水に映る月のように、善悪とていつも動いてやまない。善悪、晴天の空、嵐の空、丸ごと映し受け入れる水面」「昨是今非=定まった是非はない」「非思量」などの禅語がつぎつぎと浮かぶのは、鏡を見る木呂氏の堀川作品を見た時の心の情景。

実は木呂氏が堀川の Sky Catcher を見たのはこれで2度目。一度目は一昨年の初夏に堀川の自宅の庭だった。丸く大きなカーブミラー型の鏡で、青空にぽっかりと雲がうかび、なんとも幸せな気分であった。

今回は朝の7時前、あいにくの曇り日より。今朝の四角い鏡はどんよりとした雲と周辺の樹木を、ただ映し、そこにあった。

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背景はかくのごとき朝の雲海。雲海を背景に設置された堀川作品、さてみなさんの心にどう映るか。帰りに坂道を下りながら、ちょっぴりマルセル・デュシャンのいたずら心とアイロニーを思い出す。空のレディメイド。

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エチゴビール・ブルーパブ

パブは土日祭日11時から5時までやっております。新緑に囲まれていくパブで、どうぞお茶しに、ビールを飲みにいらしてください。またパーティーは平日も80名様くらいまでは、お受けしております。4000円から。

エチゴビール・パブ  お盆と8月特別営業のお知らせ
〈8月1日から16日まで〉
休日以外平日もオープンいたします。
13日(木) レストランは11時から3時まで、3時から5時はショップのみ営業。
14日(金)、15日(土)、16日(日)は朝11時から夜8時まで営業。
その他の平日は11時から5時までショップのみの営業となります。ただしショップでビールはお飲みいただけます。
休日 6日(木)、7日(金)、11日(火)、12日(水)。
〈8月17日から31日まで〉
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エチゴビール・パブ 「夏の落語会」
林家正雀独演会-「一人酒盛り」ほか一席
8月23日(日)16時開演 2500円(ビールまたはソフトドリンクつき)
主催・会場 エチゴビール・ブルーパブ
お申し込み・お問い合わせ 090‐8811‐0238(上原誠己)
林家正雀(はやしやしょうじゃく)
落語家。1951年山梨県生まれ。74年に8代目林家正蔵(のち彦六)に入門し、
茂蔵襲名、その後繁蔵と改名。78年正雀で二つ目、83年真打。

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越後鶴亀取扱HP/岸本商店:http://www.rakuten.co.jp/kishimoto/        

越後鶴亀hp:http://www5d.biglobe.ne.jp/~u-sake/

アンティエブログ http://blogs.yahoo.co.jp/antjeartlife

画家の家内アンティエ姫のHP:http://www.antjegummels.com

弟・越後角太夫のブログ:http://echigo-kakutayu.blog.so-net.ne.jp/

 


画廊フルムーンのアンコール展3:アンティエ&木呂展 [アーティストたち]

画廊フルムーン

アンコール展3:アンティエ&木呂展

7月17日から21日まで新潟市画廊フルムーンでアンティエ&木呂展のアンコール展が開催されています。

画廊フルムーンHP: http://www.hanga-cobo.jp/fullmoon/

アンティエ&木呂展のページ: http://www.hanga-cobo.jp/kirokufm/90612.html

ということで今回展示されている木呂氏の新作をブログ公開。実物はぜひフルムーンでどうぞ。

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下の2枚はポスターサイズで大きいです。

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つづいてアンティエ作品「ひかり体験」。いままでの展示で最も空間にマッチしたすばらしい展示でした。

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愛らしいフルムーン入り口付近

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画廊フルムーンのアンコール展4:アンティエ&木呂展 [アーティストたち]

画廊フルムーン

アンコール展4:アンティエ&木呂展

木呂氏の・平面から空間コラージュへ

アンティエ展「ひかり体験」&木呂「時の万華鏡」が、好評につき新潟市の画廊フルムーンで今月17日から21日まで、アンコール展として再開催されている。先月見逃された方々は、ぜひどうぞ。

フルムーンHP http://www.hanga-cobo.jp/fullmoon/

アンティエ&木呂展のページ: http://www.hanga-cobo.jp/kirokufm/90612.html

木呂氏の平面コラージュは、はじめは気管支で入院中に、精神療法的な意味合いでベッドの上でハサミと糊で出来る手軽な画用紙の上で雑誌を切り貼りする平面から始まった。それが2008年あたりから絵の中を飛び出して画廊の壁から柱へと広がりを見せ始めた。いまでは柱や鴨居、天上にまで発展しつつある。空間芸術とかインスタレーションといえばきこえはよいが、要は空間にまでベタベタ貼ったり、物を置いたり吊るしたりして遊びはじめたのである。

セラピーとしての意味合いでいえば、空間アートとはいっても、少なくとも限られた箱型空間であることに意味がある。つまり「先天的あるいは社会生活によってもたらされた精神的ダメージらを、バラバラに切り取った(あるいは用意された)パーツを再構築することによる精神の安定化」といえるだろう。いわゆるコラージュ療法、箱庭療法という精神医学的意味合いは確かに存在する。以前も書いたがガーデニングなども広い意味での箱庭療法的意味合いで、精神にある種のおちつきや安らぎをあたえる効果はあるだろう。

まあそれはともかく木呂氏の旦那芸は、田舎酒屋の親父の遊戯としてみていただくのが穏当だ。

入り口には「木呂的歓迎世界」というタイトルで鶴亀ラベルの鯛の神主さん(水彩画)がかけてありました。今回のアンコール展ではありませんが。鶴亀ファンは大喜び。

以前にも書きましたが、木呂氏の清酒ラベルもカラーのものは、基本的にパーツをいくつか描いておいて、あとでそれを組み合わせるコラージュの技法が駆使されている。普段のこういった自由なコラージュがラベルデザインの大きな基礎力になっているのは否めない。

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2008年作の平面コラージュが続きます。↓

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ここあたりからコラージュが平面を飛び出し始めます。066.jpg

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天井にまでお雛様人形が付きました。ちょっと怖いかも。でも少しはそういうとこもないとね。

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あとは部屋中べたべたと。

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てことで、今日は今フルムーンでやっているアンコール展の一部を大公開!

 


画廊フルムーンのアンコール展2:アンティエ&木呂展 [アーティストたち]

画廊フルムーン

アンコール展2:アンティエ&木呂展

先月開催されていたフルムーンのアンティエ展「ひかり体験」&木呂「時の万華鏡」が、好評につき新潟市の画廊フルムーンで今月17日から21日まで、アンコール展として再開催されている。作家としてはありがたい限りです。

先月見逃された方々は、ぜひどうぞ。フルムーンHP http://www.hanga-cobo.jp/fullmoon/

254.jpg木呂作「開港を祝て」コラージュ、水彩。2008

上の絵も今回出品されています。ぜひご覧あれ。

もちろんアンティエのピカピカ絵も。まあ、木呂氏のはアンティエ画伯の露払いか添え物のようなものですが。

鯛や恵比寿様、干支の動物、等々、木呂氏デザインのお酒のラベルにも登場するおなじみのキャラクターが、アートの世界では、爬虫類や魚類、トマトやカボチャ、キリンや鳥類と合体しつつ織りなす木呂氏の不思議世界です。

以下は、画廊フルムーンのHPから転載をさせていただきました。

右側が欠けてしまいます。特に大倉宏さんの文章が欠けてしまうのは申し訳ない。つぎのページで完全なものを見てください。:http://www.hanga-cobo.jp/kirokufm/90612.html

アンコール展のページはこちらから: http://www.hanga-cobo.jp/fullmoon/event.html#906-1

以下は画廊フルムーンからの抜粋です。悪しからず。

_____________________

上原木呂 時の万華鏡
アンティエ・グメルス ひかり体験
  ~満月の出会い

アンティエ・グメルス(Antye・Gummels)
1962年旧西ドイツ、レーゲンスブルグ生まれ。78年(15歳)イタリア・サンレモのアーティスト村に移住後、87年来日し、現在も新潟市在住。初めての個展「Gods, Devils & Friends」を麻布工芸美術館(東京)で開催。その後、新潟市、東京のほか、ニューヨーク、ウラジオストックなど海外でも個展開催(計24回)。国内外でグループ展多数。
http://blogs.yahoo.co.jp/antjeartlife
http://www.antjegummels.com <http://www.antjegummels.com/

上原木呂
(うえはら きろ)
1948年新潟生まれ。東京芸大・芸術学科と美学校細密画工房に学ぶ。1977年にイタリアに渡りイタリア仮面喜劇の演劇活動に入るが、1988年父の病状悪化により帰国。以降酒造業に従事。2004年初個展「幻獣絵図」(新潟絵屋)、種村季弘による個展推薦文「上原木呂・浮力場の鳥獣戯画」は種村季弘著「断片としての世界」に掲載される。2008年4月個展「幻獣絵図2008」(新潟・ギャラリー蔵織)、9月「鬼放展 ダダカン2008・糸井貫二の人と作品」企画プロデュース、自作のコラージュを出品する。

下左の絵:アンティエ・グメルス:
 「Transparent Self Portrait with Water, Fire, Light and Air」

 2008年 300cm x 60cm
 Mixed Media, Rhinestones, Mirror, Silver, Gold on Canvas

下右の絵:上原木呂「雪中飛翔図」
 2007年 横28×34cm 木版画、石版画、雑誌切り抜き

 

以下は大倉宏さんの批評文

引き寄せられ 遠ざけられる点  大倉宏(美術批評家)

1月、画廊の小さな空間を、星のような数の小さな絵を茂らせ森厳な聖堂に変容させたアンティエ・グメルスが、今度は大作を中心とする個展を開いている。大きな絵なのに、小さな点に、吸い寄せられていく私がいる。
 不思議な点だ。それは今、ここ、に打たれているのに、見つめていると、一挙に空間と時間の無限遠に引き寄せられる。そしてその引力と同じくらい強い斥力で、無限遠に吹き飛ばされる。吸い寄せられる私と、遠ざかる私。裂かれて消えた私の今、ここ、が、満たされて燃える空白=光=になっている。
 点は水のように流れ、星のようにきらめき、火のようにゆらめきながら、人体を透視する。美しい不思議な大画面を織り出していく。引き寄せられながら、遠ざけられるめまいが絵全体にもある。点が、小さい絵が、一つひとつ違うように、これらの大きな絵もみな違う。が、同時に同じ「ひとつ」を語ろうとしているようだ。
 隕石の衝突のように訪れた体験(ひかり体験)へのこれらは応答であり、太古の人が初めて出会ったものに動揺のうちに「名」を生み返したように、近年の彼女の爆発的制作すべてが、絵という言葉によるそれへの根源的発語=名付け=なのだと知れながら感じる。

1月、画廊の小さな空間を、星のような数の小さな絵を茂らせ森厳な聖堂に変容させたアンティエ・グメルスが、今度は大作を中心とする個展を開いている。大きな絵なのに、小さな点に、吸い寄せられていく私がいる。
 不思議な点だ。それは今、ここ、に打たれているのに、見つめていると、一挙に空間と時間の無限遠に引き寄せられる。そしてその引力と同じくらい強い斥力で、無限遠に吹き飛ばされる。吸い寄せられる私と、遠ざかる私。裂かれて消えた私の今、ここ、が、満たされて燃える空白=光=になっている。
 点は水のように流れ、星のようにきらめき、火のようにゆらめきながら、人体を透視する。美しい不思議な大画面を織り出していく。引き寄せられながら、遠ざけられるめまいが絵全体にもある。点が、小さい絵が、一つひとつ違うように、これらの大きな絵もみな違う。が、同時に同じ「ひとつ」を語ろうとしているようだ。
 隕石の衝突のように訪れた体験(ひかり体験)へのこれらは応答であり、太古の人が初めて出会ったものに動揺のうちに「名」を生み返したように、近年の彼女の爆発的制作すべてが、絵という言葉によるそれへの根源的発語=名付け=なのだと知れながら感じる。
1月、画廊の小さな空間を、星のような数の小さな絵を茂らせ森厳な聖堂に変容させたアンティエ・グメルスが、今度は大作を中心とする個展を開いている。大きな絵なのに、小さな点に、吸い寄せられていく私がいる。
 不思議な点だ。それは今、ここ、に打たれているのに、見つめていると、一挙に空間と時間の無限遠に引き寄せられる。そしてその引力と同じくらい強い斥力で、無限遠に吹き飛ばされる。吸い寄せられる私と、遠ざかる私。裂かれて消えた私の今、ここ、が、満たされて燃える空白=光=になっている。
 点は水のように流れ、星のようにきらめき、火のようにゆらめきながら、人体を透視する。美しい不思議な大画面を織り出していく。引き寄せられながら、遠ざけられるめまいが絵全体にもある。点が、小さい絵が、一つひとつ違うように、これらの大きな絵もみな違う。が、同時に同じ「ひとつ」を語ろうとしているようだ。
 隕石の衝突のように訪れた体験(ひかり体験)へのこれらは応答であり、太古の人が初めて出会ったものに動揺のうちに「名」を生み返したように、近年の彼女の爆発的制作すべてが、絵という言葉によるそれへの根源的発語=名付け=なのだと知れながら感じる。

 

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木呂氏のコラージュ空間:画廊フルムーンの個展 [アーティストたち]

木呂氏のコラージュ空間:画廊フルムーンの個展

そしてコラージュ論

昨日17日アンコール展開始

画廊フルムーンの二階はどこか懐かしい香りがする。それは西向きの池に面した我が家の6畳間に似ている。小学校から帰ると部屋に西日が射している。あっ、と気づくと見知らぬ少女がうつむいて座っていた。甘酸っぱい幻想の中の初恋のようなあのひかり。

子供だったころの、半世紀前の部屋がそこにある・・・。あのなつかしいような、ちょっと胸が痛むような、それでいてどこかユーモラスなあのひかり。あの光景。

鴨居の上の壁やら、スリガラスの上やら、柱やら、ペタペタ貼って遊ばせていただいた。

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コラージュというのは「糊で貼ったもの」というような意味だろうが、ぼくにとって最もシュルレアリスト的人物マックス・エルンスト(ドイツ人)が多くの作品を残している。ぼくのコラージュの材料は虫食いやシミがあったり、部分的にネズミに食われていて修復も効かない引き札(明治から昭和初期の宣伝ビラ)や浮世絵、和本、図鑑や雑誌の切り抜きなどである。

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まあ人を驚かせてやろうというヤマっ気やいたずら心もシュルレアリズム(超現実主義)の根底にあるし、倒錯的、非現実的世界でもある。

「コラージュ療法」というセラピーがあるが、これは「いったん崩れかけている自己の精神(過去)を雑誌などを切り抜き再構築することで、自己を見つめなおしたり再構築するきっかけ作りをしようというもの」だ。木呂氏のコラージュもそういった側面はある。

「箱庭療法」というのも限られた空間で一定のものをきちんと並べたり置いたりして空間構築をすることで、「精神の再構築」を狙っている。ガーディニングなども広い意味でのこれだと木呂氏はとらえている。

今回の個展は見た人を少しおどろかせることができたかもしれないが、要は限られた画面の上のコラージュであると同時に、和室という中の空間コラージュ=箱庭作りでもあったのだ。

下は50×90センチくらいの大きなもの。題して「ビーナス」、自分でもかなり好きな作品だ。画面の上にお雛様人形が立体コラージュしてあるのにご注目。↓

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アンティエと木呂氏のアンコール展は新潟市画廊フルムーンにて、いまのところ21日までやっています。本展を見逃した方、ぜひどうぞ。

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清酒・越後鶴亀プレゼント:2週ごとに商品が変わります。 

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瀧口修造さんのお墓参り [アーティストたち]

瀧口修造さんのお墓参り

-薔薇とリンドウ

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上原木呂作:ありきたりのシュルレアリズム(超現実主義)的コラージュ。2007年作

以下は10年くらい前の古い文章ですけど、ぼくには大切なメッセージですので、いまオープンにします。 詩人でシュルレアリストであった瀧口修造先生は1979年逝去。お墓参りには妻のアンティエも同行した。

★★★

東京ローズ・セラヴィのお墓参り

―瀧口修造先生を訪ねて―

 「墓石に、自筆の姓名を刻み、その裏面に、東京ローズ・セラヴィと、M・デュシャンの筆を入れる。生涯の夢であった『オブジェの店』(仮称)のために、畏敬する友マルセル・デュシャンに命名してもらったものである。それは、若き日のデュシャン自身の使った、もう一つの女名前であった。  

東京ローズ・セラヴィの夢ならず、いま、郷里の小さな禅寺にひっそりと眠る。永しえの眠りよ、安らかに・・・・・・」

1982年5月、瀧口修造先生三回忌の納骨に際しての、綾子未亡人の手記である。

 その綾子夫人も、今はもう亡い。

 「東京ローズ・セラヴィ」こと、「瀧口修造先生」のお墓は富山市龍江寺にある。龍江寺は瀧口家の菩提寺である。

 6月の初め、富山県立近代美術館のSさんの案内で龍江寺に着くと、正門近くの左手に小さな黒御影のお墓があった。墓石の正面に自筆で「瀧口修造」、裏面に「東京ロー ラヴィ」、横に小さく奥様の名前「瀧口綾子」と刻まれていた。子夫人の手記にもあるように、「ローズセラヴィ」=Rrose Sélavy の文字はダダの巨匠マルセル・デュシャンの筆になる。それは若き日のマルセル・デュシャンが1920年に使い始めた女名前の偽名である。それはまた、瀧口先生が晩年夢想された「オブジェの店」のために1963年にデュシャンが与えた名称で もあった。

この「オブジェの店」をひらく、という発想について先生は、やや自嘲気味に「突飛な考え」「世迷いごと」「成案のない空理空念」「架空の観念計画」などと書いておられる。また、さっそくデュシャンに命名、そして看板文字まで書いてもらったことに「柄の間に起ってしまったこの出来事に私は戸惑いもし、デュシャン翁をかついだことになりはしないかという一抹の怖れも掠めた」(68年)と書いてもおられた。

龍江寺を訪れるまで、「黒味影石にデュシャンのペン字は、ちょっと違和感があるのでは」と懸念していたのだが、実際に見ると、正面の先生の筆文字との合性もとてもよく、なにより端整な落ちつきがあった。

晩年の先生は「東京ローズ・セラヴィ」の名前を愛し、それを使われるときには、単にオブジェショップの呼び名というより、いわばご自身がデュシャンの分身であるかのように思い入れをなさっていたようである。

「東京ローズ・セラヴィ」が、お好きだった銅板に浮彫りしたオブジェショップの看板用(64年製作)として、そして1968年刊の「マルセル・デュシャン語録」の発行者名として、使われた事はよく知られている。64年に前後して、それは私の知る限りでも、先生の手作り本、リバテイ・パスポート(アーティストたちの海外旅行の折りに贈られた、先生お手製のパスポート)、オリーブラベル、そして手作り名刺へと、より広範に使われた。このことは時を経るにつれて、先生がより深く「東京ローズセラヴィ」にアイデンテファイなさったあかしでもあるだろう。

70年ころの先生のお話では、「初め、『オブジェの店=東京ローズ・セラヴィ』は、書斎の延長線上にあるような、夢の中にでてくるオブジェが並んだ店(ショップまたはブティック)を空想していた。そこには自分のオブジェコレクションも織り交ぜた、有名無名アーティストたちの新作オブジェも並んでいる」とお聞きした。そしてそれは「マルセル・デュシャン語録」という本という形をとった胚芽を出発点として、少しづつ変容していったようであった。「今は、どうお考えですか」という私のぶしつけな質問に、先生はしずかに微笑むのみでお答えにはならなかった。

いずれにしても、69年に倒れられてからは、たとえば63年に詩人の大岡信氏に贈られたリバティ・パスポートに「オブジェの店・ローズ・セラヴィ、近日開店」と書かれたような高らかな調子は影をひそめた。

先生の「オブジェの店」は、より「オブジェのような本」に急接近しつつあったのか、あるいは「旅行鞄に仕込まれた玩具箱のようなもの(コーネル、シュヴィタース、デュシャンのようなボックスオブジェ)」になっていったのか、今はもうわからない。けれども、先生自身も具体的なオブジェショップからとおく離れて、だんだん別の形に変容の可能性を探っておられたのでは、と私は思う。

 私は文頭に「東京ローズ・セラヴィこと瀧口修造先生」と書いた。けれどもそれは厳密には正しい言いかたではない。それでもいつのまにか、私にとっても「東京ローズ・セラヴィ」という言葉は、晩年の瀧口先生そのものになっていたようである。綾子夫人が墓石の裏にそれを刻まれたときも、同じような心持ちでいらっしゃったと思われる。

 それにしても富山の禅寺のお墓とデュシャンのペン字という組み合わせは、いったいだれが想像しただろうか。73年に先生が「デュシャン回顧展」のためにニューヨークに行かれた折り、ジョン・ケージの講演内容は「デユシャンと禅」だったそうだが、なんとも洒脱な組み合わせではないか。きっと天国のデュシャンも、驚き、そして先生といっしょに微笑んでいることだろう。

 私は十九歳の生意気盛りで瀧口先生と出会った。そして二十一歳のとき(1971年)、「マリオネット」という雑誌を創刊し、前後して先生から装丁や編集の指導、寄稿をいただいた。

「本作りのための相談」という、先生とお会いできる最良の口実ができて、そのころから私は、足しげく西落合のご自宅に押しかけるようになった。

といっても、私のお付き合いは他のアーティストの皆さんとは少しニュアンスが違っていた。当時、先生がお付き合いされていた皆さんは、私には先輩格、先生挌の有名アーティストが多かった。その中で私は一番の若輩でもあり、アーティストとしてのお付き合いというより、先生の使いっ走りのようなものであった。そういう意味で先生もまた、私を住所不定の文学青年くずれとして、あまり肩の凝らない若者として見ていてくださっていたのでは、と思う。

私にすれば、ともかく先生にお会いできるだけで満足であった。そうして神田文房堂へのちょっとした画材の買物、自家製オリーブの配達、庭の草取りと、他のアーティストたちがやらせてもらえないようなこともやらせていただけたのが自慢でもあった。

先生はふだん寡黙なように見えたけれど、話し出されると次から次へと話題が連なって止まらない。短時間のご相談やお手伝いのつもりが、いつのまにか夜になってしまい、綾子夫人のご馳走にありつくこともしばしばだった。これはどなたも体験されていることだが、先生はひとりつぶやくように、ささやくようなお声で話されるので、はじめのころ私は一言も聞き漏らすまいと懸命に聞き耳をたてていたので、帰るころには緊張しすぎてくたくたになってしまった。

実際に、先生の言葉は聞き取れないことがままあった。その上、先生は、シュヴィッタース、コーネル、アラゴン、などなど、当時の私には初めて聞く名前をお構いなしに連発される。不勉強と無知をさらけ出すようで、聞き返すのも憚られる。しかたなく、はあ、はあ?と、わかったようなわからないような相づちを打っておいて、翌日には図書館へ飛んで行って勉強するという具合であった。

そんなふうに先生にも奥様にもお世話になっていながら、ある時期から、すべてに行き詰まったように感じ始めた私は、77年、お二人にご挨拶もせず、ひとりローマへと旅だった。多くのものをいただっきっぱなしで、その上、後足で砂をかけての旅立ちの気分であった。そうして在伊14年、帰国したときには、先生も奥様もすでに亡くなっておられた。

私はお墓に手を合わせ、長年の無沙汰を詫びた。

若い日の無礼とはいえ、本来なら、詫びて詫びきれるものでもない。またそのころ、私は先生につい安請け合いし、いまだに果たせていないいくつかの約束があり、そのことも心にひっかかっていた。

今回、先生への手向け花に、深紅の薔薇を一輪買おうとすると、花屋の店員さんに「お墓参りにトゲのあるものは嫌われますよ」と注意された。 

「ええでも、薔薇には特別にご縁のある方だったので」

もちろん、私はかまわず買い求めた。

それでもお墓ではやはり気になって、同行の杉野氏に花屋でのいきさつをお話すると、「私も納骨のとき、奥様とごいっしょしましたが、そのときも何十本もの薔薇で飾られました」と言われたので、ほっとした。

先生ご夫妻を思うとき、薔薇とリンドウを思い出す。先生は薔薇、綾子夫人はりんどうがお好きであった。いつかお墓参りの折りがあったら、瀧口先生にはローズ・セラヴィにちなんで薔薇を、綾子夫人にはお好きだったリンドウを、と決めていたのだ。

今回は、リンドウにはすこし時期が早く、お持ちできなかった。来年はきっとリンドウの時期に、と私はもう一度お墓に手を合わせ、龍江寺をあとにした。薔薇とリンドウ、仲のよい、お似合いのご夫婦であった。

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土日祭日のみ11時から5時まで営業
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エチゴビール・パブ 「夏の落語会」
林家正雀独演会-「一人酒盛り」ほか一席
8月23日(日)16時開演 2500円(ビールまたはソフトドリンクつき)
主催・会場 エチゴビール・ブルーパブ
お申し込み・お問い合わせ 090‐8811‐0238(上原誠己)
またはE‐MAIL asazo@js6.so-net.ne.jp
林家正雀(はやしやしょうじゃく)
落語家。1951年山梨県生まれ。74年に8代目林家正蔵(のち彦六)に入門し、
茂蔵襲名、その後繁蔵と改名。78年正雀で二つ目、83年真打。

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木呂氏自宅の絵や彫刻、写真あれこれ。 [アーティストたち]

木呂氏自宅の絵や彫刻、写真などなど

今日は木呂氏の自宅の壁のあれこれを紹介。この前の屋根裏の守り神の続編のようなもの。

えーっ、下は木呂氏作の油彩。グリザイユという技法を白黒の何段階ものグラデュエーションの技法を駆使した油彩画。タイトルは「春を待ちながら」25年前の作。↓

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下は「月夜の道化」 プルチネッラ(ナポリの道化師)が、月夜に綱渡りをしながらハリネズミとお話をしている幻想図。25年前。↓

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「My favarite things」 カフカの「城」に題材を得た、やや怪奇的で幻想派的作品。現在のコラージュ作品ののイメージも透けて見える。おつきあいのあった澁澤龍彦や種村季弘などの影響もありそう。

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以上で木呂氏作はおしまい。

以下は友人のイタリア人画家ロベルト・アンフッシ(ジェノバ)作 当代もっとも画家らしいとかんじている古典的画家である。イタリア南部の道化プルチネッラの衣装の道化で、好きな絵だったので食うや食わずの時代だったが、感激して買った。今はアンティエの所有。

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アンティエ作の木呂氏の頭部。10年くらい前の作。

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同じくアンティエ作、弟誠己の頭部。

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友人T子さんの肖像(頭部)

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以下はアンティエの好む神秘主義的シンボルデザイン。

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フィレンツェのサンマルコ寺院の聖母マリア。フラ・アンジェリコ作。

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日本の木彫仏。

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などなど、あれこれ。

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エチゴビール・ブルーパブ

パブは土日祭日11時から5時までやっております。新緑に囲まれていくパブで、どうぞお茶しに、ビールを飲みにいらしてください。またパーティーは平日も80名様くらいまでは、お受けしております。4000円から。

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細江英公写真集「抱擁と薔薇刑」 [アーティストたち]

細江英公写真集「抱擁と薔薇刑」

写真家細江英公さんは、白黒のひかりの深さと影、そしてそこにひそむ肌ざわりを極めた方だ。かって、ある芸術家の写真を小生のプロデュースでお願いし、OKをいただいたことがあった。

その時「上原さん、日没のひかりでいきましょう、東北の土間のくぼみの影とひかり、そんな光を白黒で表現したい」そう言われた。東北人の私には、その言葉の意味がある程度理解できたように思う。それは、単に光と影の強弱やグラデュエーションといったことばかりではなく、それらをも透徹して、土に潜む地霊の魔性や触感といったことまでもニュアンスに含まれたのだと思う。

あの土方の写真集「かまいたち」の魔術的なひかり、土方さんは、細江さんのレンズによってより、ユングのいう集団的無意識に近い形で巫女や鬼として現出したのだ。

細江さんからいただいた今回の写真集もすばらしい。すでに伝説的な写真が多いが、男女の抱擁やヌード、三島由紀夫の半裸が撮られている。なにもいうことはないのだが、見よ、この白黒のテクスチャーと造形美を。瞬時に、フィルムに永遠に腐食された、この魔性のひかりを。天使のエロスよ!悪魔の節操よ!

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以下、抱擁から↓

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以下は「薔薇刑」の三島由紀夫

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三島は天使のエロスへの道を歩み、割腹という舞台で幕を閉じた。

幽鬼夫(ゆきお)なき 憂国の春 桜散る ー きろ

幽鬼夫(ゆきお)はドナルド・キーン氏に宛てた手紙での三島由紀夫の自称の別称。由紀夫に当て字している。キーン氏に宛てた最後の手紙には、自身を魅死魔幽鬼夫(みしまゆきお)と当て字している。


秋山裕徳太子(あきやまゆうとくたいし)グリコ・一粒百メートル [アーティストたち]

秋山裕徳太子(あきやまゆうとくたいし)グリコいや「ダリコ」・一粒百メートル

友人アーティストシリーズ。3月18日のブログでは、秋山さんの東京都知事立候補パフォーマンスを紹介したが、今回はグリコパフォーマンスいや失礼、「ダリコ」パフォーマンスの秋山裕徳太子だゾー。今回は消耗品たる企業キャラをアートにした。で、グリコとやるとグリコから文句がきそうなので「ダリコ」とした。シュルレアリストのサルバドール・ダリともかけたと聞いた。天然秋山ダリ子ちゃんよ、永遠に。

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あらよっと。昨日ブログの、都知事選候補・政治アートにつづき、今回は秋山裕徳太子は、ダリコぱふぉーまんすだぞー。グリコのなつかしいキャラメル箱のマラソン青年は、50代、60代の人なら知ってるだろう。あの「一粒百メートル」というキャッチフレーズ。

秋山さんはアメリカのポップアーティスト・アンディ・ウォーフォールのキャンペル缶などからヒントを得たという。これはご本人から直接聞いた。60年代、70年代の街頭に、浜辺に秋山氏はこの恰好で疾駆した。

ぼくもいつか、秋山さんといっしょに、こんなレトロキャラで野外パフォーっマンスしたいなあ。

そして去年秋山氏の出した本で「天然老人ーこんなに楽しい独居生活」。ぼくは生まれてこのかた独居生活はないのだが、元気独居老人の秘密や交友録を大公開。巻末の赤瀬川原平氏との対談もおかしい。ぜひどうぞ。

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清酒・越後鶴亀プレゼント:2週ごとに商品が変わります。 

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秋山裕徳太子。政治をポップアートする。 [アーティストたち]

都知事選に立候補したヘンテコダンディ。秋山裕徳太子。

政治をポップアートする。東京都知事選立候補ポスター。

秋山さんは、性格もさっぱりした江戸っ子だ。東京都知事選挙に2度立候補したパフォーマンス系のトリッキーアーティストだ。政治をポップアートした人でもある。木呂氏の大先輩だ。ちょっとわかりにくいかもしれないが、要するに「都知事選に立候補する」ことをパフォーマンスにしてアートしてしまったわけだ。木呂氏の周りにはパフォーマンス系のアッと驚くようなお人が多いのだ。

以下の写真(撮影木呂氏)は、2008年1月から3月の国立近代美術館「現代における自己と他者」と銘打った、なんだかわかりにくいタイトルの展覧会。ともあれ、秋山氏は75年と79年の東京都知事選ポスターで展示された。75年は石原慎太郎とともに立候補。投票順位は堂々5位であった。

035.jpg1975年だからもちろん氏も若かった。

キャッチフレーズは「保革の谷間に咲く白百合」「都市の肥満を撃つ!」「都市を芸術する!」

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066.jpg美術館の大ポスター前で。

062.jpg国立近代美術館前。

052.jpgカタログにサイン。さらなるビッグ・パフォーマンス期待してます。

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