マメ山田さんと、妖怪を演ず。 [パフォーマンス]

木呂氏の越後妖怪変化 

この前、巻町の民家佐藤家で、仲間たちと妖怪を演じた。その時の写真公開。今回は木呂氏と名優マメ山田さんとのツーショット。ぼくはまさしく妖怪を演ずるに適した年になりました。小さな名優マメさんは僕の少年時代の象徴です。 

夏ですので少しは涼しくなっていただきたくアップしました。

写真は佐渡の深海、深山撮影で有名な自然写真の大家、天野尚さんです。やはり違います。凡庸な写真家ではこうは撮れません。

あっ、そうそう、7月28日。木呂氏はインターネット動画サイトDOMMUNEに画家、パフォーマーとして登場します。どうかご覧になってください。たぶん、鳥のYOKAIやります。

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シュヴァンクマイエル展 関連リンク

ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展:2011年9月1日から9月30日東京開催 

アートコンプレックスセンター http://www.gallerycomplex.com/m_a/index.html 

シュヴァンクマイエル・ジャパン http://www.svankmajerjp.com/news/

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アンティエブログ http://blogs.yahoo.co.jp/antjeartlife


道化師、役者、踊り手たることのドロップアウト [パフォーマンス]

木呂氏の本業、道化師、役者、踊り手たることのドロップアウト。

ずっとシュヴァンクマイエルさんのことばっかり書いているので、今回は自分のこと。酒造業を離れたので、「スケさん、カクさん、もう、いいでしょう」の水戸黄門ではないけれど、もうそろそろ本性も現わしてもいいころ。

最近の画像を。これは昨年、ドイツのレーゲンス市立美術館での大規模展覧会(総展示600メートル)「上原木呂とマックス・エルンスト‐シュルレアリスム東と西」(6月末から9月)半ばの折、自然博物館の庭園での「鳥姫」のパフォーマンス。6月末のドイツの光は乾燥してキラキラ輝いてすばらしかった。鳥の妖怪をやってました。

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ヤン・シュヴァンクマイエル作品特別公開 [シュヴァンクマイエル]

京都のシュヴァンクマイエル展がいよいよ始まったこと、

シュヴァンクマイエル、エルンスト木呂の3人展のシュヴァンクマイエル出品作品「アルチンボルド風原理」をブログ公開すること、

7月28日、DOMMUNEというインターネット動画サイトに木呂氏が登場すること。など。

いよいよ、京都でシュヴァンクマイエル展が始まった。木呂氏も展示監修ということで行ってきました。展示の空間デザイナー星野さんのすばらしい空間構成で、氏の作品がいきいきと輝いています。「不思議の国のアリス」から、最新作小泉八雲原作の「怪談」まで。すばらしい!

ではシュヴァンクマイエル氏の「アルチンボルド風原理」の2作を公開。

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ヤン・シュヴァンクマイエル監督、能面(オモテ)をつける。河村能楽堂その2 [シュヴァンクマイエル]

ヤン・シュヴァンクマイエル監督、河村能楽堂でオモテ(面)をつける。河村能楽堂その2

さて今回は前回にひきつづきシュヴァンクマイエル監督の河村能楽堂シリーズその2。貴重な貴重なお宝能面をたくさん、特別に監督のために見せていただいたわけだけれども、これはとても珍しくも貴重なシュートでした。監督にとってもすばらしい体験になったようです。

先回のおさらいになりますが、河村純子さんのオモテ(能面)についてのわかりやすくエキサイティングなお話がシュヴァンクマイエルさんのためにつづきます。熱心に聞き入る監督と河村さん↓

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こんな感じで通訳さんやらレポーターさんやらギャラリーやらもいっしょでした。073.jpg 538.jpg

で、いろいろお話があったあと、オモテを持った河村さんが立ち上がり、能面をつけた場合の視界のことを説明するため、な、なんと監督を「いかがですか」と導き立たせ!

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オモテをシュヴァンクマイエルさんの顔に近づけていくではありませんか。

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シュヴァンクマイエルさんも驚きと期待と入り混じったこの表情。ということでつづきは次回。いよいよオモテは監督の顔に!

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ヤン・シュヴァンクマイエル、京都の河村能楽堂を訪問 [シュヴァンクマイエル]

ヤン・シュヴァンクマイエル、京都の河村能楽堂を訪問。能面や舞台を見て大感激!河村純子女史(能楽普及協会理事)の深くかつわかりやすい説明に惹き入れられる。

2月の26日のこと、シュヴァンクマイエルさんは河村能舞台を訪ねる。たたみ敷きの客席に2階の桟敷もあり、もと京都のお公家さんの住居だったそうなこの建物、なんとも幽玄そのもの。能舞台を見たとたん、シュヴァンクマイエルさんの目が輝きを増した。

065.jpg 橋掛かり(舞台に至る廊下)の幕を上げて説明する河村さんとシュヴァンクマイエルさん。

下の2枚は橋掛かりから見た舞台(上)と舞台から見た橋掛かり(下)↓063.jpg061.jpg

で、楽屋で河村さんの貴重な貴重なオモテ(能面)をひとつひとつすばらいい説明つきでみせていただきました。え~、このオモテはですね。と河村さんの名講義が始まりました。068.jpg殊勝にもシュヴァンクマイエルさんははじめはこんな風に正座なさり・・・・。そして熱心なこの表情↓

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能面も素晴らしく、河村さんも美人でいらっしゃいました。

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073.jpgシュヴァンクマイエルさん足はくずれて参りましたが一流の演劇人でもあられ、本当に食い入るように見つめ話を聞かれていました。お隣はチェコセンター所長のホリーさん、通訳の女性、今回のシュヴァンクマイエル総合プロデューサー小宮さん。夢のようなひととき!

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ヤン・シュヴァンクマイエル京都歓迎会 [シュヴァンクマイエル]

ヤン・シュヴァンクマイエル京都歓迎会、中島貞夫監督ともお話する。わが「土の翼」座員のトンちゃんこと新潟発スーパー舞姫・山田聡子(さとこ)の売り込みをする。

2月の25日、出張中の京都の夜、ちょうどシュヴァンクマイエル市の京都歓迎会があり参加。京都でも7月頃から京都の文化博物館でヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエルご夫妻のすばらしい大展覧会がある。で、その歓迎会。

049.jpg右が実行委員長は中島貞夫監督。

中島監督とシュヴァンクマイエル監督の握手!すてきなツーショット!

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会場は大賑わい、アンティエ画伯(実は京都の清水寺での秋の展示が大詰め!)と着物姿の河村能舞台の河村美人の顔もチラホラ。

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で、パーティーの最中、中島監督ともしっとりお話できてうれしかったです。

木呂氏も便乗して中島監督と。

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きろ:中島監督、シュヴァンクマイエルさんにお見せするとしたらお勧めは。

中島監督:うーん、そうだねー。まず最近の「序の舞」、上村松園という女流画家を描いたやつ、これは英語版も出てるしチェコでも上映してると思うけど、それに情景も日本的できれいだけど。つぎに菅原文太の木枯紋次郎なんかどうかな。それと「真田幸村の謀略」なんかどうかな。

きろ:貴重な3本、ご提案ありがとうございました。それから残酷絵でいうとシュヴァンクマイエルさんは浮世絵の芳年がぐっときたみたいだけど、石井輝夫監督の「怪奇恐怖人間」なんかどう思いますか。舞踏家の土方巽も出ていていろいろエピソードを残してますが。

中島監督:うーん、ぼくはあそこまではできなかったなあ。ドキュメントで背景的にああいう映像はやったことあるけど。

などなど、貴重なお話をうかがったあとで、「京都でも私もシュヴァンクマイエルさんと共同展をやりますからその時もぜひ見てください」「私はパフォーマンスもするのですが座員でこんな子もいますから、お声がかかればお出ししますからいつでもお願いします。名前はヤマダサトコと言います」とトンちゃん(山田聡子)の名前を裏に書いて、写真コピーを渡す。

中島監督:ふーん、いい雰囲気だねえ~~。

てことでトンちゃんの売り込みをしましたが、名前は覚えてもらえないだろうけど、こんな写真をみせられたことは覚えてらっしゃるでしょう。実は18日にはシュヴァンクマイエル監督にもトンちゃんを昼食中に売り込みました。「日本人女優が必要な時はいつでもッドーゾドーゾ!」と

下はかわいくカッコイイトンちゃん画像。「葛の葉子別れ」の狐のおっかさん役。伝説では陰陽師阿倍清明を生んだとされる。今日はこれにて。チョン。

_DSC4177.jpg写真・風間忠雄

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ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展 [シュヴァンクマイエル]

ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂展

昨年6月から9月に「上原木呂とマックス・エルンストーシュルレアリスム東と西」展がドイツレーゲンスブルグ市立美術館で大々的に開かれました。で、木呂氏はなにやらヨーロッパではシュルレアリスト(超現実主義者)ということに。本人はそういう意識は薄いのだけれど。でもその流れでの今回の3人展。チェコのシュルレアリスト・シュヴァンクマイエル氏ともごいっしょできて、光栄です。

先月のシュヴァンクマイエルのポートレート。京都芸文控室・撮影木呂↓

北斎から芳年、ハンス・ベルメール(好きということでなく)、日本のサブカルチャーまでお話しました。カッコよかったです。そうそう歌手の小南泰葉さんのためにサインをもらいました。

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しばらくシュヴァンクマイエルとの交流レポートも続けますから、お楽しみに。次回は氏の川村能楽堂訪問レポート。

で、3人展のチラシ。あとでリンクを張っておきます。とにかく9月1日から30日です。ぜひ見に来てください。

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シュヴァンクマイエル作品↓

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木呂作品

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エルンスト作品↓ クラシックでカッコイイコラージュです。

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コラージュ:平面から自分コラージュへ。そしてダダカン翁。 [木呂氏のコラージュ]

コラージュ:平面から人間コラージュへ

08年の画廊蔵織(くらおり)では、画廊主の志賀さんに大変お世話になり、上原酒造の横尾忠則ポスターやら、お酒なども並べていただき、商売のほうの宣伝もしていただきました。ありがとうございました。下はオーナーの志賀さんとの作品前の記念写真です。ここで発表した作品が、その後の作品の創作の上で大きな転換期となり、また自由な創作への窓が開きました。

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その時、ボルサリーノの木呂氏。なんだか父にそっくりになってきました。父は帽子好きでしたから。

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で突然ですが、世紀のアートパフォーマー、「全裸の老天使」ダダカン翁88歳の自分コラージュを紹介。シンプルで決まってます。撮影は木呂氏です。

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蛇口からしか水を飲まない猫。 [酒造番外編]

蛇口からしか水を飲まない猫。モナ・リザ。

木呂氏のネコ(名前はモナ・リザ)はなぜか蛇口からしか水を飲まない。それもお湯がいい。たぶんお母さん猫のおっぱいを飲んでいた時の癖で、あたたかめのものしか飲めなくなったのではないだろうか。

よくわかりませんが、写真だけアップしときます。皆さん、寒くなりました。お風邪など召しませんように。

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猫の舌って、思いのほか長くのびるのですねえ。


国芳(くによし)作 義太夫見台(ぎだゆうけんだい) [芸能]

歌川国芳(くによし)作の義太夫見台(ぎだゆうけんだい)

浮世絵師の国芳は、動物を擬人化する絵が得意だ。絵本でも猫キャラの忠臣蔵を出してヒットさせたり、いろいろしている。ご覧のとおりかなりグロテスクだけれど。それが彼の持ち味でもある。でもそれはぼくたちの感覚で、江戸時代の人がグロテスクと感じていたかどうかは、わからない。

下の絵は、カエルの義太夫語りが熱演している場面。そのシナリオを乗せている台が、「見台(けんだい)」というのだが、現在は箱型の台を使っている。この絵のおかげで江戸時代は猫足三脚のもっとシンプルな形だったことがわかる。

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左の義太夫語りは三味線弾きをしたがえて、このテキストによると「カエルぴょんぴょん、へびにょろにょろ」というように唸る。ベベん、べべ~ん。

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下の絵は猫、カエル、ネズミのお芝居中。

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鳥獣戯画ならぬ国芳戯画とサインがあった。べ~~ん、べ~~ん。

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